~呟怖Night~

いでっち51号が呼びかけた呟怖家たちが同日同夜に同じお題を元に呟怖を公開するお祭り。
本年2022年は11月9日に行いました。

鞠目
教祖は言った
「お前には悪霊がついている」
「私に従えば救ってやれる」
ああ、愚かな人の子よ
利用されるのが自分だとわかっていない哀れな人の子よ
私が微笑みながら襲いかかると、教祖は顔をひきつらせたまま息絶えた

スイカ羊
叔父は蝋細工が好きで
それが高じて自らを 模して蝋人形まで 作ってしまった
悪魔神官の姿
孤独死した叔父の遺体は 腐敗が進み身体が半分 溶けて発見されたが
それは彼の家から ボヤが出たから
そして熱で蝋が溶け
叔父人形から人骨が
顕わになったために
大騒ぎになっている

いでっち51号
あの優しいお爺ちゃんが急変した。
どこかの教会の神父様のような格好をして呪文を唱え続けている。
お爺ちゃんの足元には無数の鼠達の死骸。
あんなに家に蔓延っていた鼠達を
あんなに可愛がっていた優しいお爺ちゃんが......
なんでそんなに楽しそうなんだよ......

山岸マロニィ
人魚姫は優しい心を持っていたので、神様は哀れに思い、人間に生まれ変わらせました。
めでたしめでたし。
......なのに人間に恋をした河童は、無様な正体を晒し、溶けて消えるんだ。 「なぜだよ、どうしてだよ」 すると彼女はこう言った。
「私が人魚だと知った、あなたが悪いのよ」

鬼童丸
ただただ笑いが止まらない
あんなにイキリ立ち 僕があんなに怖がっていたあいつらが怯えてる姿を見れるなんて
こんな喜びを知ってしまったら成仏なんてできやしない
まあ人を呪い殺した僕はきっと悪霊の類だろう
最後をすごした暗く濁った水の中
生きてる時は味わえなかった愉悦の味を知る

愛
笑う事を忘れた友人は死にたいが口癖で、なにか自分にできないか模索していた。
「やっと彼を救えたよ。友人だからね、当たり前だよ。」
警察の取り調べで、男がワライダケという猛毒キノコを鍋にして、
死亡した男に食べさせたことがわかり、
逮捕されたが犯人はそう言って微笑んだ。